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映画は、自衛隊の基地問題で揺れる中、時に激しく時にゆるやかに流れる島の時間を淡々と紡いでいく。夏には、島の若者たちがエイサーで先祖を迎え、秋には、一五夜の満月の下での演奏会。冬には、島の行く末を神と共に話し合ってきた祈願の儀式“マチリ”など。神や先祖、自然を敬う島人たちの精神性を表す風物詩とともに、2011年の自衛隊配備住民説明会から始まり、昨夏行われた町長選挙など、基地問題に翻弄される島の様子を3年間にわたり見つめ続けた長編ドキュメンタリーである。

揺れる さいはての神の島

 

監督・撮影・編集 土井 鮎太

1977年東京生まれ。主にNHKの東北被災地関連の番組や紀行番組などのディレクターとしてテレビ番組制作に携わり、2011年より与那国島のドキュメンタリー映画製作に取り掛かる。映画は今回が初監督作。

与那国島には12年前に旅で訪れ、3か月ほど老人介護施設で働きながら滞在した。その時の縁から今回の映画製作に至った。

映画「はての島のまつりごと」製作委員会 2014年/145分/HD/日本

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「はての島のまつりごと」製作委員会 2014

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